クロッカス レポート vol.3
2006年2月23日(木)
IAMAS非公認新聞部
「IAMAS2006 ?テクノコード遊民の縁側?」、とうとうはじまりました!10:00からオープニングセレモニーが開催。横山学長の挨拶と卒業制作展実行委員の星さんと麦林さんから挨拶、そして代表者によるテープカットが行われました。
ソフトピア会場の受付の様子
会場では、出展した学生がそれぞれの作品について解説を行い、一般のお客様にも作品を理解してもらうように努めていました。こうした卒業制作展のいいところは、美術館の企画展などとは異なり、作品を制作した作家自身が実際に鑑賞者に説明を行うところだと思います。それによって、「IAMAS2006」という空間は、作家自身にとっても、作品にとっても、そして観る人にとっても幸せな場所になるのかもしれません。
ようやく、「IAMAS2006」の展示会場が落ち着いてきたころ、地元の中学生が120人来場されました。120人とは、おそらくIAMASの学生より多い人数です。中学生のパワーに圧倒されながら作品説明を行うのは、普段とは違う緊張感があります。人の動線に配慮した展示会場も、中学生にかかれば予想外の状況に。でも、作品に対する覚悟のようなものがない状態の人を見ると、なぜか安心感を抱いてしまいます。そこにある感動とか感嘆とか、作品のコンセプトなどの視点とはかけ離れていても、大切にしたいものだと思います。
文:廣田ふみ(大学院1年/スタジオ4)
撮影:石川千寿子(アカデミー1年/DSP)