RCIC
Research Center for Industrial Culture 情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター

NxPC.Live vol.57 SpinEcho

2022年度

音と映像の両立を図ることで実現させた新しいライブ表現

オアシスパークのガラスドームを舞台に、NxPC.Labとしてライブパフォーマンスを実施した。今回は、IAMASの在学生に加え、外部ゲストを交えたパフォーマー等が、巨大スクリーンに映像プロジェクションを行いながら、ARやオリジナルデバイスなどを用いて多様なライブ・映像パフォーマンスを展開した。

  • 連携先

    株式会社オアシスパーク
    株式会社大垣共立銀行

  • 連携期間

    2021.04 - 2023.01

プロセス

株式会社オアシスパークから、公園を活用したイベントの企画、運営について依頼があったことから、本連携に発展。IAMASの研究を、オアシスパークを活用した形で展開、実践することで、観光地におけるメディア表現の可能性と意義を考察することを目的に実施した。夜遅くまで開園している公園の特性を活かし、映像プロジェクションを行った企画を検討、オアシスパーク、大垣共立銀行協力のもと、運営を行った。

受入研究

NxPC.Lab(体験拡張表現プロジェクト)
クラブやライブにおけるアーティストと観客の相互作用によってもたらされる場の臨場感を拡大し、ネットへも拡散させるためのメディアテクノロジーの実現を目指した研究機関である。
現代のメディア体験において必要とされる対話性、参加性をデバイス、インターフェース、ネットワークといったメディアテクノロジーを駆使することで、音楽体験を拡張し、音楽空間におけるコミュニケーションを次のステージへ導くための研究開発、イベントを実施している。

本連携では、オアシスパークのガラスドームをパフォーマンス会場として、その形状を活かした巨大スクリーンを設置し、4組のパフォーマーによるAudio Visualパフォーマンスを実施した。来園者はファミリー層が多く、NxPC.Labにとって普段はあまり接続点のない層の人に見てもらえる貴重な機会であったため、単なるライブパフォーマンスではなく、NxPC.Labの従来からの活動を生かした実験的な表現を取り入れた音楽と映像の両立を図ったイベントを目指した。多様なシステムを組み合わせた、配信等では見たことがあるかもしれない表現を屋外のライブにて実施したことは一定の新しさを持って鑑賞して貰えたのではないかと考える。
また、Labに所属する修士1年生が主体となって、本企画における会場の設営及び運営を行い、音楽イベントの一連の過程についても学び、経験を積むことができた。

  • 開催場所

    河川環境楽園オアシスパーク ガラスドーム

  • 担当教職員

    • 赤羽 亨
    • 平林 真実
    • 佐々木 紘子
  • 運営

    NxPC.Lab:
    平林 真実(IAMAS 教授)
    浅尾 楽(IAMAS M1)
    新垣 隆海(IAMAS M1)
    石塚 隆(IAMAS M1)
    今尾 秀飛(IAMAS M1)
    太田 宙(IAMAS M2)
    河合 将也(IAMAS M1)
    塩澄 祥大(IAMAS M1)
    角 伊織(IAMAS M2)
    武村 祥太郎(IAMAS M1)
    樋口 聡一郎(IAMAS M2)
    森田 明日香(IAMAS M1)
    山岸 奏大(IAMAS M1)

    ゲストパフォーマー:
    DJ MOTIVE
    K×S

    運営:
    赤羽 亨(IAMAS 教授 / RCIC センター長)
    佐々木 紘子(RCIC)

    撮影:
    コウ ホウカ(IAMAS M2)
    楊 慶新(IAMAS M1)

  • スケジュール

    2021.04- 打ち合わせ
    2022.08 パフォーマンス
    2023.01 意見交換