IAMAS アーティスト/リサーチャー・イン・レジデンス事業 Zhdanova Alinaさん滞在制作
概要
情報科学芸術大学院大学(以下 IAMAS)では、2025年度よりアーティスト/リサーチャー・イン・レジデンス事業を開始します。初年度となる今回は、2025年8月から11月までの3か月間、映像作家・キュレーターのジダーノワ・アリーナさんが本学に滞在することが決定しました。
アーティストは滞在期間中にIAMASに滞在して制作・研究を行い、本学学生と交流するとともに、県民や学生に開かれた形でワークショップや制作作品の展示を行います。
作家プロフィール

モスクワ(ロシア)に生まれ北海道で育つ。現在は京都を拠点に、映像作家・キュレーターとして京都で活動。博士(美術)。京都精華大学メディア表現学部教員。
人の記憶や人格、その背景にある社会背景に興味があり、個人や他者の語りを通じて様々な国や街でリサーチを行っている。忘却と想起、記憶の再構築などをテーマに、人が話す日常や記憶をもとに、自作の架空言語やアニメーションをつかって鑑賞者の記憶と対峙するような作品を作る。
主な展覧会として「Fictitious」(N project、2025)、「第1回MIMOCA EYE」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2022)など、主な受賞として「京都新鋭選抜展」最優秀賞(京都文化博物館、2021)、「CAF賞2015」最優秀賞(3331 Arts Chiyoda、2015)などがある。
滞在期間中の活動
キックオフ企画:Zhdanova Alina上映会 ※終了しました
8月6日に情報科学芸術大学院大学シアターにて、アリーナさんの紹介とこれまでの作品の上映会を行いました。(モデレーター:大久保美紀准教授)


詳細:https://www.iamas.ac.jp/news/air2025-kickoff/
全3回「言葉のない手紙」ワークショップ
「言葉のない手紙」は、言葉にならない記憶や感情を、非言語的な表現でかたちにし、作品として生み出していく試みです。忘れてしまったことや、うまく言葉にできないことを出発点に、対話やコラージュ、身体表現などを通して作品をつくりながら、他者と感覚を分かち合う新しい方法を探します。日々の中でふと浮かぶ断片的な記憶に向き合ってみたり、創作や表現に興味のある方、そして新しい感覚の交流を楽しみたい方に参加してほしいと考えています。
※本ワークショップで得られた体験や発見をもとに、作品を制作します。
ワークショップ内容 |
(1)忘却をあつめる 開催日時:2025年9月5日(金)14:00-17:00 内容:思い出せない記憶や言葉にならない感覚の断片を集め、対話をはじめとして記憶のマッピングやコラージュなどの手法で可視化します。 (2)身体の応答 (3)記憶の変換 |
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場所 | 情報科学芸術大学院大学 C1202 (岐阜県大垣市加賀野4丁目1番地7 ソフトピアジャパンセンタービル12階) |
対象者 | 記憶や身体表現に興味のある方(初心者歓迎)、中学生以上 |
持ち物 | 汚れてもいい動きやすい服装 ※全3回通してご参加いただくプログラムですが、単日参加も歓迎いたします。 |
参加方法 | 参加申し込みフォームよりお申し込みください。 |
成果発表
発表・展示、オープンディスカッションを行います。詳細はIAMAS WEBサイトにて随時お知らせします。
開催日時:2025年10月31日(金)、11月1日(土)