メディア表現学研究会 #フランス技術哲学 第1回
本学メディア表現学研究会では、フランス技術哲学をめぐる研究会の一貫として、講師にロナン・ル・ルー氏を招き、「長期的な技術系譜と〈破壊的イノベーション〉神話」をテーマにレクチャーを行います。
技術の進化を、急激な断絶の連続として捉える見方は、テクノロジーを肯定的に捉える立場と否定的に捉える立場の双方に加え、科学技術史の一部の研究者にも共有されてきました。その代表例として、クーンの「パラダイム」論やフーコーの「エピステーメー」が挙げられます。これに対して本レクチャーでは、第二次世界大戦後に登場した二つの主要な新領域であるサイバネティクスと原子力エネルギーを例に取り上げ、古い技術がいかに新たなイノベーションの源泉となってきたかを示します。そこから、旧来の技術が新しい技術を生み出す力となる、非同期的で複雑に絡み合った技術発展のあり方を明らかにし、技術進化をより重層的に捉える視点を提示します。
※講義は英語で行います。質疑応答は適宜、日本語で質問していただいても構いません。