未来を拓く タイムベースドメディア
今年度のタイムベースドメディア・プロジェクトにおいて各個人が制作した作品をアーカイブおよびライブパフォーマンスで展示する。
2/20(日)
13:00
《TBM配信アーカイブ》@シアター(約70分)
15:00
《空気感配信》@ソピアホール/オンライン(約25分)
16:00
《co(VID)rona》@セミナーホール(約60分)
14:30/15:30/16:30/17:30
《岐阜の片隅で記録する試み》@シアター(約25分)
2/21(月)
13:00
《TBM配信アーカイブ》
15:00
《空気感配信》
16:00
《co(VID)rona》
10:00/11:00/12:00/14:30/15:30/16:30/17:30
《岐阜の片隅で記録する試み》
2/22(火)
13:00
《TBM配信アーカイブ》
15:00
《空気感配信》
16:00
《co(VID)rona》
10:00/11:00/12:00/14:30/15:30/16:30/17:30
《岐阜の片隅で記録する試み》
2/23(水)
13:00
《TBM配信アーカイブ》
15:00
《空気感配信》
10:00/11:00/12:00/14:30/15:30/16:30/17:30
《岐阜の片隅で記録する試み》
プロジェクト研究
タイムベースドメディア・プロジェクト
かつて「芸術」と呼ばれていたものは、私たちにとっていま、どのような意味を持つものなのか?このプロジェクトでは特に時間芸術、すなわち時間的経過の中で行われる様々な「表現」に注目し、特に「装置を用いた表現」を意識しながら、この問題に取り組む。それは「機械」と私たちの身体との関係をめぐる探求であり、さらにメディアと人間存在との関係性を問うことでもある。
出展作品
あたかも、時間は私たちの外にある不変の存在のように思える。だとしたら、なぜ、退屈な時ほど時間はゆっくり進むのか、歳を重ねるにつれ時間経過を早く感じるのか。実は、時間は私たち自身に内在していて、人それぞれが全く違う時間を今この瞬間にも生み出し続けている気がしてならない。ふと時計を見上げると、やはり、秒針の先は一定間隔で点を打つだけだった。しかし、一秒ごとに打たれる点の連続を線に補完する行為は、紛れもなく私がしていた。
1996年生まれ。福岡県出身。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科 卒業。在学中は、デザインツールによって、デジタル上に偶然生まれる筆跡について研究。
1962年に作曲された武満徹と杉浦康平の共作「コロナ」は、一見自由そうに見える一方でできる限り厳格で書かれた指示書が伴う図形楽譜として構成されている。しかしもう1枚、全く自由な解釈ができるページが残されており、その1ページを中心的に触り、ビデオ(VID)や電子音楽といった編成を加わりつつ、新型「コロナ」ウィルス拡散事態に置かれた2022年の現在に立ち、1962年の「コロナ」をどのように読み直せるかについて考察する。
主に現代音楽を演奏するピアニスト・パフォーマンスアーティスト。
現代音楽の演奏を始めた以来、数々の作曲家と協業しながら作品を初演・演奏し、或いは献呈されている。
彼女は現在岐阜県に滞在しながら韓国と日本両方を中心に活動し、最近はフィクスド/ライブ・エレクトロニクスとピアノのための作品を用いた演奏経験の拡張を中心に集中して演奏活動を続けている。
作者自らが設定したルールに基づいて撮影・編集した作品。作者の故郷・岐阜県のある場所で、計2時間30分の定点観察を実施し、2台のカメラ、レコーダー、筆記用具を用いて記録を行なった。同一の時間や出来事をさまざまな方法で立体的に捉えることを試みた。
岐阜県大垣市生まれ。名古屋学芸大学映像メディア学科を卒業し、現在は個人映像作品を制作・研究している。
コロナ禍において劇場や寄席といった「ハコ」での公演の多くはオンラインでの配信に代替され、配信ならではのコンテンツ制作が模索された。ところで、本来の「ハコ」が持っていた「空気感」を配信でも作れるのだろうか。場が暖まる、客の反応を見て演者もエンジンがかかる、演者と客が一体となって場の空気を作る、この化学反応を配信でも再現できないか。落語の配信に選択肢を設け、インタラクティブな舞台作品を模索する。
1996年生まれ福岡市出身。長崎大学工学部情報工学システムコース卒業。演劇・落語の経験から情報工学と舞台芸術の融合を模索中。ブラウン管が好き。