『繭の記号論——技術をめぐる倫理・芸術・哲学』刊行のお知らせ
2025年7月に情報科学芸術大学院大学[IAMAS]で開催された日本記号学会第45回大会「繭の記号論——技術をめぐる倫理・芸術・哲学」の成果を書籍としてまとめた『繭の記号論』(新曜社)が、2026年7月31日に刊行されました。本書は大会実行委員長を務めた、大久保美紀准教授が責任編集を担当しています。
本書には、大会メインセッションをもとに執筆された論考と、同時開催した展覧会のアーカイブを収録しています。大会では、IAMAS名誉教授・金山智子氏、小林茂教授、博士後期課程3年の石橋友也さん(日本記号学会員)が登壇し、それぞれの講演をもとに論考が執筆されています。また、展覧会は大久保美紀准教授のキュレーションのもと、在学生の石橋友也さん、卒業生の西脇直毅さん、林晃世さん、平瀬ミキさん、アーティストのFlorian Gadenne + Miki Okubo、IAMAS学生有志(兒島朋笑さん、中岡孝太さん、中村駿さん)が、IAMAS関係者として参加し、その記録も本書に掲載されています。
本書では、テクノロジーを人間だけに固有の技術としてではなく、生命に内在する根源的な〈わざ〉として捉え直す視点から、私たちは何者であるのかという問いを探究しています。AIやバイオテクノロジーをめぐる倫理、メディアアートやバイオアートの可能性、現代の死生観や文明論など、多様な領域を横断する議論が収められています。ぜひご覧ください。