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『武満徹の電子音楽』刊行記念トーク 「マス・メディアの中の芸術家」

9月8日 恵比寿・NADiff a/p/a/r/tにて、『武満徹の電子音楽』刊行記念トーク 「マス・メディアの中の芸術家」が開催されます。このイベントに松井茂准教授が登壇します。

電子音楽研究の第一人者、川崎弘二による武満徹研究『武満徹の電子音楽』がアルテスより刊行しました。NADiff a/p/a/r/tでは、本書の刊行記念トークイベントを開催します。
本書は、武満徹の電子音楽の作品研究を切り口に、第2次世界大戦後の放送文化の想像力を発掘している点にその特徴があります。マス・メディアが培ってきた表現として、現代音楽の作曲家・武満徹を捉える斬新な視点は、音楽のみならず、美術、映画、文学、ジャーナリズムといった戦後日本文化をめぐる既成概念を、批評的に再編する画期的な試みです。一過性の場と捉えられがちなメディア環境を、現代芸術の支持体と明確に位置づけた取り組みとして、『武満徹の電子音楽』執筆の背景を聞きます。近年ようやく、放送局等による20世紀後半のメディア環境のアーカイブ化がすすんでいますが、その意義や活用の可能性まで議論できればと考えています。(文責:松井茂)。

『武満徹の電子音楽』刊行記念トーク「マス・メディアの中の芸術家」開催概要より引用