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「MIDIアコーディオンによる合成音声の発話及び歌唱の研究」総括報告&シンポジウム

  • 日時:2月22日[土] 12:30-15:00
  • 会場:ソフトピアジャパン・センタービル(岐阜県大垣市)
  • 山崎雅史((株)NTTデータセキスイシステムズ)、久保田晃弘(多摩美術大学情報デザイン学科教授)、福田貴成(首都大学東京、慶応義塾大学ほか講師)、フォルマント兄弟(三輪眞弘+佐近田展康)
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企画趣旨

日本学術振興会科学研究費補助金研究「MIDIアコーディオンによる合成音声の発話及び歌唱の研究」の締めくくりとして、総括報告およびシンポジウムを開催した。

第1部では、まずフォルマント兄弟から本研究の3年間の経緯ならびに達成した研究成果をMIDIアコーディオンによる発声実演を交えて総括的に報告した。さらに「兄弟式日本語ボタン音素変換標準規格」以来システムに導入している和音平均化アルゴリズムに関し、研究協力者である山崎雅史氏より、微分音を含む実際の歌唱ピッチデータから制約プログラミングを用いて最適な鍵盤運指を自動的に導き出す画期的なシステムの発表が続いた。
参照:山崎雅史「和音平均化旋律・運指法計画

第2部では、久保田晃弘氏、福田貴成氏を加え、「兄弟式MIDIアコーディオンはヒューマンインターフェースなのか?」と題して、5名によるシンポジウムを行った。美学、哲学、メディア論、情報工学、表象文化論など多彩な観点から、本研究の取り組みについて示唆に富む貴重な討論を行うことができた。

第1部 研究発表
「MIDIアコーディオンによる合成音声の発話及び歌唱の研究」総括報告(90分)
発表:フォルマント兄弟、山崎雅史
第2部 シンポジウム(60分)
「兄弟式MIDIアコーディオンはヒューマンインターフェースなのか?」
出演:久保田晃弘、福田貴成、山崎雅史、フォルマント兄弟(三輪眞弘+佐近田展康)