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「iamas open_house: 2021」を開催します

7月22日(木・祝)、23日(金・祝)の2日間に渡り、オンラインイベント「iamas open_house: 2021」を開催します。
このイベントでは、研究成果や学生作品の展示、学校説明会、進学相談会などが行われます。教員や在学生と、直接話す機会にもなります。IAMASの受験を検討している方、研究等活動に興味をお持ちの方は、気軽に来場してください。

イベント会場へ
*「iamas open house:2021」では《i.frame》をイベントの会場とします。
*コンテンツの公開は当日10:00を予定しています。



開催趣旨

 
 参加者全員が討論に参加することを「フォーラム」と言います。「iamas open_house: 2021」は、メディア表現研究科の全教員と在学生が、多様な研究成果を発表する、メディア表現研究科の「フォーラム」です。
 この目的は、科学的知性と芸術的感性の融合を目指した理論と応用を実践するメディア表現研究科の取り組みを、ライブ感をもって来場者と共有することにあります。つまり、IAMASにおける研究活動の日常を垣間見てもらいたいわけです。
 ある意味では、完璧な作品の展示、錬成された研究成果の紹介というより、試行錯誤中のプロトタイプや、理論には至らないアイデアについて、参加者全員で討論する場となることを期待しています。このことを通じて、メディア表現研究科の多様さと、一貫する思考の態度に触れていただければ幸いです。
 昨年度のオープンハウスは、「距離を経て、新たな学びの親密圏を考える」というテーマを掲げ、オンラインで開催しました。前述したように、今年はこのテーマをより先鋭化させています。オンラインでの開催により遠隔地からの参加を容易にすると共に、会場でのコミュニケーションを円滑に実現することを重視し、ボイスチャットやテキストチャットを実装しています。
 教員、学生のみなならず、来場者の参加をもって開催が実現する「iamas open_house: 2021」に是非お運びください。
 

オープンハウス実行委員長 松井茂


《i.frame》について

 
私たち人類は、ほとんどの時間を物理空間で過ごしてきました。このため、物理空間こそが現実であると感じ、そこで醸成された習慣を前提としてしまう習性があります。例えば、情報空間でイベントをつくろうという時においても、美術館や劇場、ホールなどで開催されてきたイベントをモデルとして考えてしまいがちです。しかしながら、この一年間におけるさまざまな事例、議論、実践を通して私たちは、物理空間における条件は情報空間にそのまま適用できないと気付くに至りました。

例えば、物理空間において美術館などの建物が持つ希少性は、情報空間においては消失します。情報空間では、どこで公開されているかに関わらず一律にアクセスできるため、すべてがフラットに感じられるからです。また、パフォーミングアーツでは、個々の人間が同じ場所に集まり、一緒に体験するという「共集性」が鍵であることが、情報空間においては忘れられがちです。物理空間ではあまりにも自然なことだからです。これらの知見を基に私たちは、情報空間におけるイベントのプラットフォームとして《i.frame》をDIYで制作しました。

《i.frame》という名前は、ウェブ技術の基本的なHTML要素のひとつで、ページの中に他のページを埋め込むために用いられる「iframe」(インラインフレーム)に由来しています。この技術を用いることにより、インターネット上で展開している様々なセッションや展示を一箇所に集めることなく、イベント期間中に繋がりと纏まりを提供します。また、音声とテキストの2つのメディアを使ったチャットを提供することで、別々の場所から訪れた人々が、あたかも同じ場に集まっているかのように感じることができます。

ぜひ、鑑賞や閲覧するだけでなく、チャットを活用して教員や学生と話してみるなど、積極的に参加することにより、IAMASの多様な活動の楽しさをより深く味わっていただきたいと思います。なお、今回のイベント終了後、《i.frame》をオープンソースで公開する予定です。
 

《i.frame》開発チーム(小林茂 × 加藤明洋 × 永松歩)


企画一覧

プロジェクト研究

「体験拡張表現.online」(体験拡張表現プロジェクト)
「Community Resilience Researchフィールドノート公開」(Community Resilience Research)
「Time Based Media Project ライブ配信」(Time Based Media Project)
「Kioskをケーススタディとした協働的デザイン環境の構築」(Action Design Research Project)
メディア表現学会(仮称)「オンラインでのイベントにおける共集性」(Archival Archetyping)
「しなゆ」(ライフエスノグラフィ)
「防災から考えよう」(福祉の技術プロジェクト)
《i.frame》(小林茂、加藤明洋、永松歩)

自主企画

「NxPC.Live vol50_窓」(NxPC.Lab)
「勉強会 第ゼロ回 〜みんなが心の中にM氏を持っている〜」(仮)(木曜日の勉強会)
「新型グループ・ライド 2021 Summer」(Critical Cycling)

学校案内

「おいでよIAMASイノベーション工房」(イノベーション工房)
第2回進学相談会」(入学試験委員会)

教員個人研究

「メディア技術を主題にしたテレビ・ドラマの自己省察的表現の研究」(松井茂)

修士研究

「Noise selection/rejection filter」(天野真)
「I, Siri」(仮)(太田宙)
「修士作品「光を運ぶ」についての発表」(徳毛郁哉)
「エージェントを介在させたコミュニケーションモデルについて」(西田騎夕)
「越波物語」(松村明莉)
「Abandoned house workshop」(カルティカ・メノン)


企画実施日について

22日のみ開催

メディア表現学会(仮称)「オンラインでのイベントにおける共集性」
《i.frame》/ NxPC.Live vol50_窓 /[IAMAS?ジェンダー?私たち?]勉強会第ゼロ回 みんながM氏を持っている?/ 学校紹介 / 施設紹介

23日のみ開催

防災から考えよう / 新型グループ・ライド 2021 Summer/ Abandoned house workshop

22・23日両日開催

体験拡張表現.online / Community Resilience Researchフィールドノート公開TBM ライブ配信 / Kioskをケーススタディとした協働的デザイン環境の構築/ しなゆ / おいでよIAMASイノベーション工房 / メディア技術を主題にしたテレビ・ドラマの自己省察的表現の研究 / Noise selection/rejection filter / I, Siri / 修士作品「光を運ぶ」についての発表 / エージェントを介在させたコミュニケーションモデルについて / 越波物語 / 第2回進学相談会


参加者事前申込みの企画について

新型グループ・ライド 2021 Summer、Abandoned house workshop、第2回進学相談会は参加にあたって事前申込みが必要です。申込みは下記からお願い致します。

第2回進学相談会 申込み ※ 申込み終了
新型グループ・ライド 2021 Summer 申込み (締切:7月22日)
Abandoned house workshop 申込み (締切:7月22日)
*「Abandoned house workshop」は日本語を母語とする、または日本語でコミュニケーションを取ることのできる方を募集しています。


プレスリリース

プレスリリースが公開されました。企画一覧と概要がこちらに掲載されています。