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2026年度 人工知能学会全国大会(第40回)オーガナイズドセッション「人工知能と創造性 — 人の模倣を超えて」投稿募集

2026年6月8日から12日まで、2026年度 人工知能学会全国大会(第40回)が開催されます。この学会で、小林茂教授と博士後期課程1年の山口達典さんがオーガナイザーを務めるセッション「人工知能と創造性 − 人の模倣を超えて」が開催されます。
大会情報や論文投稿の詳細につきましては、公式ウェブサイトをご確認ください。

内容・テーマ

本セッションは,AIと人間の創造的協働が現実のものとなりつつある今,その本質を深く理解し,真に人間の創造性を拡張する方向性を探ることを目的とします.2022年以降の生成AIの急速な発展は,著作権等の問題に留まらず,人間の創造性の概念そのものに根本的な問いを投げかけています.第2回となる今回は,AIを「Alien Intelligence(エイリアンの知性)」と捉え直し,人間とAIによる創発的な関係「エイリアン的主体」を掲げて,自ら開発したAIと協働して絵画,彫刻,インスタレーションの制作を行うアーティストの岸裕真さんをお迎えします。岸さんの招待講演を導入に,以下のようなテーマを中心に学際的な議論を深化させます。

  1. 生成AI時代の「創造的プロセス」の再定義:AIとの対話や共同作業が,人間の着想,試行錯誤,完成のプロセスをどう変容させるか.
  2. 創作者の主体性とウェルビーイング:AIが高度化する中で,人間の自己効力感,所有感,創作における達成感や喜びをいかに担保・向上できるか.
  3. AI設計者の意図からの「逸脱」と「誤用」が拓く創造性:設計者の意図を超えた使用や予期せぬ生成物が,新たな芸術的表現や発見にどう結びつくか.

昨年開催した第1回では,これらの問題が単なる工学的側面だけでなく,哲学的・美学的・社会的側面を持つことを確認し(例:創作過程にかかる/かける時間の意味,作り手の意図と「誤用」の関係,自己効力感の重要性など),画期的な議論の場となりました.今回は,この議論を基盤とし,上記のような具体的な論点を通じて,人工知能研究における最重要課題の一つである「AIと創造性」の未来像を構想します.

昨年開催時の一般講演

昨年開催した第1回では,創造性の異なる側面ー身体性,時間性,価値ーに焦点を当てた三つの研究が発表されました.以下のpp.950-951をご参照ください.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsai/40/6/40_900/_article/-char/ja/

キーワード例

人工知能 / アート / 音楽 / 創造性 / 哲学