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テクノロジーの〈解釈学〉

テクノロジーのうち人工知能に代表される高度で複雑化したハイテクノロジーは、単なる道具に還元されブラックボックス化されるか、不可避で抗えない変化をもたらすものとして扱われる傾向にあります。本プロジェクトでは、テクノロジーに関する責任を手放さず、かといって決定論的なものだとして絶望しないための方策として、自在に〈解釈〉ができるという考え方に基づく作品群を提示すると共に、それらの作品群と体験者たちの経験を基に「テクノロジーの〈解釈学〉」として理論化することを試みます。また、テクノロジー/テクニクスの語源であるテクネー(技術知)は、アルス(芸術)や技芸をも意味する広義の概念であることを踏まえ、近代技術や機械技術に基づく今日のテクノロジーを、それ以前の技術的パラダイムに対して特別視する状況を再考します。

所属

研究代表者: 小林 茂
研究分担者: 大久保 美紀

研究計画

出発点となる問題意識を提示し、プロジェクトのメンバー全員で参照項は共有しつつも、それぞれの興味や経験に基づき多様なやり方でそれぞれが研究に参加できるようにします。そのための重要な機会として展覧会「IAMAS ARTIST FILE #10」を位置付けます。

  • サイバネティシャンたちによる〈作品〉の再制作を通じて考察する
  • サイバネティック・パラダイムについて考える小規模な展覧会を企画・制作する
  • 技術哲学、テクノロジーの美学などに関する文献を精読し知識を深化する
  • IAMAS ARTIST FILE #10に関連付けたシンポジウム等の開催する
研究期間

2024年 - 現在

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