IAMAS 2012
GRADUATION EXHIBITION

情報科学芸術大学院大学第 10 期生修了研究発表会
岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー第 15 期生卒業制作展

2012.2.16 [Thu] - 2.19 [Sun]
入場無料 Admission Free

作品名/作家情報

Ext Impression

作品形態: iPhone アプリ

他の鑑賞者の作品に対する印象値、作品全体の印象値、あるいは他の鑑賞者の感想や形態素解析によって抽出する頻出ワードによって作品に対しての情報量を増やし、新たな想起・発見に繋げるための視野角を広げることを目的としたiPhoneアプリ

渡辺 充哉 / WATANABE Mitsuya

所属 Studio3 経歴 ファインアート

作品詳細

本研究において、ソーシャル・ネットワーク・サービス(以下SNS)上で語られている感想を取得し、互いの発想を刺激しながら経験と知識を活用する作品鑑賞法の可能性を検証するためのシステムを開発した。SNS上のコミュニティーの場に対して、新たな視点による作品情報を提供し、多様な鑑賞者による作品単位のコミュニティーの発生を支援する。 提供する新たな視点からの情報として、各作品に対し以下の3点を抽出し活用する。

1. 作品に対する多頻出ワード
共有したSNS上の感想に対して形態素解析を行い、頻出ワードを検出する。

2. 作品に対する印象度
形態素解析によって抽出された言葉に対して、ポジティブあるいはネガティブを評価し感想に対し印象の極性値を加える。

3. 関連用語
形態素解析によって抽出した言葉の関連用語を提供し、言語からの発想を押し広げることを狙いとする。

作品情報として上記3点を提示することにより、作品に対しての解釈に新たな創造性を誘発し、多角的にアプローチする可能性を本ツールの開発の目的としている。