IAMAS

メディア表現特論C(表現×科学・社会)

 1990年代初頭、メディア・アートが切り開いた表現は、情報技術を基盤として諸領域を横断し、人間とメディアの新たな関係を提示してきました。メディアそのものを問い直すアーティストの姿勢は、社会に対する絶えざる批評としてとらえることができるでしょう。2000年代以降、日常の深部に情報技術が浸透し、新たな科学技術の進歩とともに、 世界との関わりの基本となる「物質」や「生命」などの概念が揺らぎつつあります。人間中心に考えられてきたメディアの意味が根本的に変化していることを踏まえ、メディア・アートのもつ意味や可能性を考えることが必要となっています。授業では毎回、担当する教員がそれぞれの視点から作品や事例を挙げ、問題提起および考察を行います。芸術、哲学、材料学、化学、生命科学、宇宙生物学などの観点から、現代の芸術のあり方を議論し、共有します。

講義計画・項目

第1回10/1(木): ガイダンス(四方、カストロ、伊村)

第2回10/5(月): ポスト・ヒューマニズム時代の芸術(伊村)

第3回10/8(木): 「アンフォルム」と芸術(伊村)

第4回10/12(月):「システム」と芸術(伊村)

第5回10/19(月): 「インタラクション」と芸術(伊村)

第6回10/22(木): コミュニケーションについて(四方)

第7回10/26(月): 「ジェネラティヴ」と芸術(伊村)

第8回10/29(木): 「生命」とは?(四方)

第9回11/2(月): バイオテクノロジーとアートI(カストロ)

第10回11/5(木): 情報フローとしての世界(四方)

第11回11/9(月): バイオテクノロジーとアートII (カストロ)

第12回11/12(木): 生命らしい技術とアート (カストロ)

第13回11/20(金): マテリアル・エージェンシー(カストロ)

第14回11/26(木): 宇宙×生命×アート(カストロ)

第15回11/30(月): ディスカッション(カストロ、伊村)

教科書・参考書等

必要に応じて授業で紹介します。

IAMASからのお知らせ