三宅ヤスコ
国際情報科学芸術アカデミー|DSP コース
u-d03@iamas.ac.jp
待つ
展示形態:Macを使用したパフォーマンス
今回、水を張った透明な容器を用意し、役者は水の中に足を突っ込み演技する。水の変化をセンシングすることで、待っている何かに対する心の動きを表現したいと考える。
大音量で雨音が流れる中、役者は容器の水に足を突っ込み、一人芝居をする。容器の水が激しく動く程、雨音は小さくなる。
雨音は日常の音、心の泉に降り続く雨の音である。現実を生きる中で、ずっと心の奥に湧いていて、表面にはあまり現れて来ないが、泉に雨は降り続き、ふとした時に呼び起こされ、意味付けされる。もしかしたら名前が付けられたとたん、その泉は消えてしまうのかも知れない。自覚があってもなくても、そんな心の泉の揺れを観せられたらと思う。