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メディア表現基礎2(制作・展示)

この授業では、メディアと表現がどのように結びついているのかを学びます。

 

メディア技術はさまざまな制約を克服し、より自由な伝達を実現しようと発達してきました。映像や音声の記録メディアは事物をより鮮明に記録し、伝送技術はより多くの情報をより遠くより早く伝えることを可能にしてきました。

 

それでも私たちはしばしばコミュニケーションや表現の手段が制限されている状況に見舞われ、不自由さを嘆くことがあります。では、逆に制約のない状況とはどんなものでしょうか。完全なメディアが実現すれば、どんなコミュニケーションが可能になるのでしょうか。そもそも、そのような状況が可能なのでしょうか。

 

昨今のテレ・コミュニケーションの不備を突くとき、私たちはつい対面の「生のコミュニケーション」に理想的な基準を求めてしまいます。しかし、振り返ってみれば「生のコミュニケーション」の中にもさまざまな制約や暗黙の了解があり、その枠組みこそが対話を成立させてきたのです。私たちが人為的な代替現実に接する機会が増えたことで、従来の現実に潜むメディア性に気付かされることも多くなったのではないでしょうか。

 

この授業では、「メディアはメッセージである」というマクルーハンのテーゼを、表現者として解釈していきます。選択したメディアがすでに意味を帯びているということではなく、与えられた条件にどう対処しているのかという態度が表現される場としてメディアを捉えます。そしてその視座に立てば、メディアの制約は表現の糧になりこそすれ足枷にはならないということも理解されると期待します。

 

授業はいくつかの制作・展示・解釈を行う試行的な演習と、各担当教員のレクチャー、グループディスカッションで構成されます。

講義形態

講義・演習

講義計画・項目

1日目

  • 導入(授業の全体説明)
  • 講義1
  • グループディスカッション
  • 制作

2日目

  • 制作と実験
  • 講義2

3日目

  • 講義3
  • 作品制作

4日目

  • 展示、解釈
  • ディスカッション

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